公民館の名前を「ただの名前」じゃ終わらせない ─ 高知県須崎市ネーミングライツ募集から考える地域の未来

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最近、高知県の須崎市が「須崎市立市民文化会館」のネーミングライツ・パートナー募集を発表しました。これは単に名前が変わるだけでなく、地域の価値やつながりを広げる大きなチャンスでもあります。今回は、ネーミングライツとは何か、なぜ地域にとって意味があるのかを一般の方にもわかりやすくまとめてみました。


■ ネーミングライツって何?

ネーミングライツ(命名権)とは、公共施設やイベントの名称に企業名や商品名、愛称を付ける権利のことです。たとえば、スポーツスタジアムや文化施設の看板・案内などに企業名が付き、一般にはその名前で呼ばれるようになります。こうした仕組みは国内外で広く行われており、地元の企業や全国ブランドが施設名に名前を冠する例も増えています。


■ 須崎市の事例 ― 文化会館のネーミングライツ募集

須崎市では市内の文化会館について、名前に「愛称」をつけるネーミングライツ・パートナーを募集しています。これは企業や団体が愛称を付ける権利を持ち、その代わりに地域へのPRや社会貢献の機会を得られるというものです。応募期間は令和8年1月中で、決定後は新しい愛称が4月1日から使われる予定です。


■ ネーミングライツって広告だけじゃない?

多くの人は「企業名がつく=広告」と考えがちですが、実はそれだけではありません。ネーミングライツの魅力は次のような点にあります。

▶ ① 施設の認知や利用価値の向上

名前がつくことで話題になりやすく、どんな施設かわかりやすくなります。また、地域外の人にも名前として記憶されやすくなり、観光やイベント参加につながることもあります。

▶ ② 地域とのつながりが深まる

企業が地域の施設に名前を付けるということは、その地域に“関わる意思”を示すことでもあります。地域住民の誇りになったり、自治体と企業の間に結びつきが生まれたりするきっかけになります。

▶ ③ 維持管理や運営を支える一助に

ネーミングライツの対価は自治体の収入にもなり、施設の維持管理費用やサービス向上などに役立てられることもあります。単純な広告料以上の価値があると言えるでしょう。


■ 実際の成功事例も

日本各地ではネーミングライツが地域活性化に一役買っている例が増えています。例えば、企業と地域が連携してスポーツ施設や公園の名前が生まれ、新たなイベントや交流を生んでいるケースもあります。名前が生まれたことで、そこに愛着が湧き、地域の魅力が伝わるようになるのです。


■ 「応援する」という価値

ネーミングライツの魅力は単なる名前貸し以上に、“応援”の気持ちを形にできることにもあります。企業が地域の文化やスポーツ、教育などを支援していく姿勢は、利用者だけでなく地域全体にとってポジティブな影響を生みます。命名された名前を目にするたびに、その会社と地域の絆を感じることができるでしょう。


■ まとめ:ネーミングライツの可能性

ネーミングライツは次のような点で価値ある取り組みです。

  • 知名度アップのチャンス
  • 地域との新しいつながりが生まれること
  • 施設価値や利便性の向上に寄与すること

そして何より、地域を応援する新しい形として、自治体と企業、そして住民が互いに手を取り合うきっかけになります。

もしあなたの企業や団体が「地域との結びつきを強めたい」と考えているなら、一度ネーミングライツの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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