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ネーミングライツ(命名権)は、市有施設に企業名や商品名を含む愛称を付ける権利を付与するものです。このたび、下記の2施設についてネーミングライツ・パートナーを募集し、令和6年3月29日付けでネーミングライツ契約を締結しました。
https://www.city.gifu.lg.jp/info/kouhou/1022686/1025734.html
ネーミングライツとは、一般的に企業名や商品名を公共施設等の名称に冠する権利のことを指します。この仕組みを活用することで、企業はブランドの認知度向上やイメージアップを図ることができ、同時に地域社会への貢献や地域とのつながりを深めることが可能となります。最近では、多くの自治体や公共機関がこのネーミングライツを導入しており、企業と地域社会との新たな連携の形が生まれています。
令和6年3月29日、岐阜県においても2つの施設のネーミングライツ・パートナーが決定されました。注目すべきは、その一つが駐車場であること。これはネーミングライツの取り組みとしては珍しい事例と言えるでしょう。
北西部運動公園のネーミングライツ・パートナーに選ばれたのは、昭和造園土木株式会社。7年間の契約で年額78万円で、「Showaスポーツピアザ」という愛称が付けられました。こちらの施設では、令和6年6月1日から新たな名称が使用される予定です。
一方、岐阜市駅西駐車場および岐阜シティ・タワー43地下駐車場に関しては、昭和コンクリート工業株式会社がネーミングライツ・パートナーに名乗りを上げました。3年間で年額30万円の契約を結び、「昭和コンクリート駅西駐車場」という愛称が決定しました。
これらの事例は、ネーミングライツが持つ多様な可能性を示しています。特に駐輪場の命名権は、利用者の目に触れる機会が多く、地域住民とのつながりを深める絶好の機会となり得ます。さらに、年間30万円からというリーズナブルな契約金額は、中小企業や地元企業にとっても参加しやすい点が魅力的です。
ネーミングライツによる地域への貢献や応援は、単なる広告を超えた価値を生み出します。企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、また地域社会とのつながりをより強固なものにするために、この機会を検討してはいかがでしょうか。岐阜県におけるこれらの事例は、ネーミングライツの新たな可能性を示しており、今後の発展が期待されます。