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新たな歳入の確保と施設簿サービスの維持・向上を図ることを目的に、体育施設の愛称を命名する権利「ネーミングライツ」を取得する企業等「ネーミングライツパートナー」を募集します。https://www.city.uruma.lg.jp/1007004000/contents/p000090.html
沖縄県うるま市が、石川野球場という市の野球施設について、「ネーミングライツ」(命名権)を購入してくれる企業や団体を募集しています。つまり、企業の名前をこの野球場の愛称として付けてもらい、その見返りに一定の料金を支払ってもらう契約です。募集の目的や内容を簡単に説明すると次のようになります。 うるま市公式サイト
- 目的:施設の維持・管理やサービスの質を落とさず、さらには向上させるための新しい財源を確保すること。 うるま市公式サイト
- 施設名:石川野球場 うるま市公式サイト
- 利用実績:プロ野球チームの春季キャンプ(サムスンライオンズ)や自主トレなど、野球関係で全国的あるいは広域的にも注目される活動が行われている施設。 うるま市公式サイト
- 金額下限:年額200万円以上(税別) うるま市公式サイト
- 契約期間:3年以上5年以内。年度途中で契約する場合は月割りで対応。 うるま市公式サイト
- その他:広告代理店など仲介することは可能だが、「誰が契約者か」が明らかであること、委任状が必要などの条件あり。 うるま市公式サイト
なぜネーミングライツが増えているのか?(背景と意義)
ネーミングライツという仕組みは、近年日本でも各地で取り入れられてきています。どうして増えているのか、その理由と意義を、石川野球場の事例からも見えるポイントを中心に整理します。
- 公共施設の財源確保
公共自治体は、施設を維持管理するコスト(修繕、清掃、保安など)がかかります。特に新しい施設ではない場合、経年での劣化や更新が必要になります。税収だけでこれを賄うのは負担が大きいため、民間の資金を一定取り込むネーミングライツは補完的な財源となります。石川野球場の公募でも「新たな歳入の確保」が明記されています。 うるま市公式サイト - 施設の利便性・サービス向上
ネーミングライツ契約によって得られた資金は、単に施設を“維持するだけ”でなく、利用者が心地よく使えるような改善(設備の更新、観客サービス、清掃、案内表示など)に充てられることが期待できます。長く使われる施設ほど、その“使われやすさ・快適さ”が問われるからです。 - 地域のつながり・誇りの創出
その施設を“自分たちのもの”と感じさせるのが、ネーミングライツのもう一つの大きな意義です。命名される名称が地域や地元企業の名前であれば、住民の愛着や地域アイデンティティが高まります。「この野球場は自分たちの町の名前が入っている」という誇りが生まれやすくなり、地域への応援や支えにもつながります。 - 企業・スポンサーにとってのメリット
- ブランドの露出:施設名が新聞・テレビ・ネットで使われることで、企業名(団体名)が広く知られる。
- イメージアップ:地域貢献活動として「スポーツ振興」「地域活性化」を応援しているという好印象を消費者に与えやすい。
- 長期的な関係構築:自治体や地域住民と緩やかな繋がりを持てることは、企業にとって信頼性・責任感のあるブランドイメージを支える要素にもなる。
石川野球場でネーミングライツを購入するとどんな“効果”が期待できるか?
「命名権を買ったら、具体的にどんな良いことがあるか」を、石川野球場の特性を基に想像してみます。
| 効果の種類 | 内容 |
|---|---|
| ブランド認知の拡大 | サムスンライオンズ春季キャンプやプロ野球自主トレなど、大きなイベントが行われる施設なので、マスコミやファンの注目が集まる。名称入りで紹介されることで企業名が広く露出する可能性。 |
| 地域貢献・CSRの見える化 | 「地元の施設を応援している企業」という位置づけがしやすく、地域の人々に好感を持たれやすい。たとえば、地域の子どもたちが野球をする場や地域イベントにも使われる施設であれば、その地域で企業を身近に感じる機会が増える。 |
| 利用価値の向上による利用者満足 | 名前を付けた企業が設備改善や案内表示、観客席、トイレ、照明などの整備を含めたサービス向上に協力することで、来場者の満足度が上がる。満足度が上がれば、施設の利用頻度も増える可能性。 |
| 広告宣伝費としてのコスト効率 | 通常の広告(テレビ・新聞・看板)とは異なり、施設の“名前”自体が広告になるため、比較的長期間・継続的な露出が得られる。この継続性は広告効果の安定につながる。 |
注意すべきこと・選ばれるためのポイント
ただし、ネーミングライツの効果を最大限得るためには、いくつかの条件や工夫が必要です。購入を検討する側として、こういった点を押さえておくと良いでしょう。
- 名称が地域に馴染むこと
すでに慣れ親しんでいる「石川野球場」という名称を完全に置き換える名称を付ける場合、利用者や地元住民が受け入れやすいかどうかを考える必要があります。あまりに“企業色”が強すぎると逆に反発を招くこともあります。 - 見える場所での表示・露出が確保できること
名称が看板、案内板、チケット、ウェブサイト、広報物などで広く使われるような取り決めがあるかを確認すること。契約後、名称使用を前面に立ててプロモーションできることが重要です。 - 契約期間の設定・更新条件
3~5年という契約期間の範囲内で、更新や契約終了時の扱い、名称変更時の対応などがどうなるかを契約書で明確にしておくこと。 - 対価に見合う投資と見返りのバランス
最低金額200万円という設定は、公の施設としては比較的現実的なスタートラインですが、その額でどれだけの広告・露出・サービスを得られるかを比較・シミュレーションしておくこと。 - 地域とのコミュニケーション
名称変更にあたっては、地元住民・利用者への説明や理解を得るための取り組みが不可欠です。「応援」という視点で、“この施設とこの地域を支えていく”という姿勢を伝えることが信頼を築きます。
結びに:命名権購入を検討してみてはいかがでしょうか
石川野球場のネーミングライツ公募は、企業・団体にとって、単なる広告の場ではなく、地域との絆を深めたり、地元住民からの信頼を得たりする絶好のチャンスです。特に、スポーツや健康、文化振興に関心のある企業であれば、自社のブランド価値を上げつつ、地域に貢献するという「両方のメリット」を持つ投資と言えるでしょう。
もしあなたの会社や団体が、地域での認知を高めたい、地域貢献をもっとしたい、企業のイメージをスポーティで前向きなものにしたい、という思いを持っているなら、このネーミングライツ公募を一度真剣に検討してみる価値があります。
命名権を取得することは、単に施設の名前を付けることではなく、「この場所を一緒に育てていく」という応援の意思表示です。うるま市石川野球場という舞台を活用し、企業と地域がともに盛りあがる可能性を秘めているこの機会を、ぜひお見逃しなく。

